新潟市の矯正歯科・マウスピース矯正「インビザライン」なら
■インビザラインとキレイラインの違いとは︖特徴を徹底解説
前回は、日本国内におけるマウスピース矯正の種類や特徴について、網羅的に解説しましたが、今回は「インビザライン」と「キレイライン」の2つに絞ってより詳しくご説明します。皆さんのマウスピース矯正選びの参考にしていただけたら幸いです。
▼インビザラインとキレイラインの違い
インビザラインとキレイラインには、次に挙げるような違いがあります。
◎対応できる歯並び・矯正法の違い
インビザラインとキレイラインは、どちらもマウスピース矯正ではありますが対応できる歯並びや矯正法に違いがあります。まず、インビザラインに関しては適応症がワイヤー矯正とほぼ同じで、あらゆる歯並びの異常に対応できるといえます。また、部分矯正・全体矯正・小児矯正それぞれに適したマウスピースのシステムも提供されている点が大きな特徴です。一方、キレイラインは前歯を中心とした部分矯正のみに対応しており、全体矯正は行えません。歯並びの乱れも軽度の症例に限定されることから、インビザラインほど適応症が広いわけではないのです。この点はしっかりとした住み分けが出来ています。
◎実績・歴史の違い
アメリカ発祥のマウスピース矯正「インビザライン」は、2006年から日本での治療がスタートしているので、もうすでに15年以上の歴史が刻まれていることになります。これまでにインビザラインで歯並びを治した人の数は世界で1,200万人以上にも上り、その実績の豊富さは他のマウスピース矯正の追随を許しません。一方、日本発祥の「キレイライン」は、2017年から治療がスタートしており、実績や歴史という観点ではインビザラインに劣っていると言わざるを得ません。
◎マウスピース矯正にかかる費用の違い
インビザラインとキレイラインでは、費用面においても違いが見られます。例えば、インビザラインの場合、全体矯正では800,000円前後、部分矯正でも300,000~500,000円程度の費用はかかります。つまり、ある程度まとまった額の資金が必ず必要となるのです。もちろん、インビザラインにもデンタルローンは活用できるため、月々の支払を10,000円程度に抑えることもできますが、総額としては変わりません。一方、キレイラインはマウスピース1枚から治療が受けられるので、総額20,000円で歯並びを整えることも可能なのです。マウスピースの追加も1枚単位で行えることから、マウスピース矯正にかかる費用をできるだけ抑えたいという人には適した矯正法といえます。
◎矯正を始める時期の違い
子ども向けのマウスピース矯正であるインビザライン・ファーストは6~12歳くらいの小児が対象となり、12歳以降は通常のインビザラインでカバーできます。前歯部の矯正に特化したキレイラインは、前から7番目の歯である第二大臼歯がしっかりと生えてからなので、一般的には15歳くらいからが適した年齢として推奨されています。
▼まとめ
今回は、マウスピース矯正のインビザラインとキレイラインの違いについて、やまざき歯科医院が解説しました。同じマウスピース矯正でもいろいろな点に違いがあることに驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。それぞれに異なるメリット・デメリットがあるため、どちらかが絶対的に優れているとは言い難いです。